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イベント開催報告 6/23 外資系企業の働き方@Google Asia Pacific Pte Ltd

2017.06.30

Event/交流会

昨年からシンガポール在住の働いている日本人女性を対象にした交流会を毎月主催しています。

はじめたきっかけについては、フリーペーパーのSingaLifeとシンガポール経済新聞にインタビューを掲載していただきましたので、こちらをご覧ください。

 

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今月はGoogleの会議室をお借りして、外資系企業で働く日本人女性3名から外資系企業での働き方についてお話を伺いました。

私が会計士としてクライアントを訪問する中で、非日系企業の方が女性の従業員が多い(特にマネジメントのポジション)と感じています。私がお会いする方はマネージング・ダイレクターや経理部長などのポジションの方で日系だと9割が男性、非日系だと7割が女性です。

友人と仕事のことについて話すとき、非日系企業の方は「結果がすべて」とよくいうのに対し、日系企業の方は「頑張る」とよくいい、ゴール設定が異なるようです。

1980年代の製造業が海外でナチュラルグロースしていた頃は日本人中心のマネジメントでよかったかもしれません。しかし、現在は新興国をマーケットとして海外展開している時代ですので、もっとローカルのニーズを知らなければいけないし、ローカルスタッフをうまくマネジメントできなければ事業の成長は難しいと思います。

以上のような背景から、外資系企業の方はどのようなマインドセットで働き、どのようにマネジメントしているのか知りたかったのです。

 

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パネリストは、時価総額が世界トップ5の会社お勤めの方、SGX上場企業にお勤めの方、シンガポール人がオーナーのSMEにお勤めの方の3名。

・非日系企業に転職して変わったことは、働き方。働く場所と時間が柔軟になった。就業時間中ずっとデスクにいなくてもやるべきことをやっていれば誰も文句をいわない。

・日本で働いていたときは、管理(アドミにストレーション)業務が多かったが、今はそれをやるスタッフがいるので本業に集中できるようになり、気持ちの自由度、幸福感が上がった。

・毎週、経営陣によるオンラインの会議がある。会社の経営方針など重要な情報が身近になったことで、仕事の向き合い方が変わった。主体的に動くようになった。

・売上目標、KPI等、明らかな目標設定がある。

・仕事だけやっている人は不出来な人という評価。社内メンターと四半期ごとに中長期的なキャリアについて面談をしている。

・日本人の弱みは日本人ばかりで行動していること。商慣習や文化の違いなどを理解することが大切なので、もっとローカルと付き合った方がいい。

・きちんと意志表示することが必要。Noというべき時ははっきりといい、自分の実力を周りにアピールしないと認めてもらえない。

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(パントリーのお菓子、ジュース、果物の種類が豊富で胸が躍りました。)

いろいろ気付きがありましたが、パネリストたちと比べると目標設定と評価の精度と頻度が不足していると感じたので、もう少し同僚とのコミュニケーションを密にとるようにしたいと思いました。

パネリストの皆さま、ご参加くださった皆さま、場所を提供してくださったGoogleさま、ありがとうございました。